顔認証のオンライン本人確認(eKYC)の利用24%|今後もオンラインを積極活用

当社ではオンラインサービス利用者100人を対象にオンライン本人確認(eKYC)の利用状況についてアンケートを実施しました。その結果を報告します。

オンライン本人確認(eKYC)は、アプリやブラウザを使って本人確認書類のアップロードや本人確認撮影を行うことを指します。最近ではコロナの影響もあり外出の機会が減り、オンラインによるサービス利用が急増。

これにより本人確認が必要な場面でも「スマートフォンを使ったオンライン本人確認」が普及の兆しを見せています。

本アンケート記事はオンライン本人確認の普及・利用率の状況と利用場面を解説します。

この記事のポイント
・リアルタイムの顔認証の経験は少ない
・身分証明書では運転免許証がダントツに高い
・運転免許証などの画像データの流出懸念がユーザー不安の1位


1.顔認証のオンライン本人確認(eKYC)の経験は24%

オンライン上での本人確認や身分証明書の提示・アップロードによるサービスの開設などを行った人は90%となりました。

しかし、その一方で「オンライン本人確認時にスマホなどで顔認証による本人確認を行ったことがありますか?」の設問に関しては24%。顔認証を使ったeKYCの普及率は、まだ高いとは言いかねる状況です。これは本人確認環境を提供しているサービスがまだ少ないこともあるでしょう。

Q. オンライン上で本人確認や年齢確認を行ったことがありますか?

Q. オンライン本人確認時にスマホなどで顔認証の本人確認を行ったことがありますか?

Q.オンラインで完結できるサービスが増えていますがどう思われますか?

Q.今後オンライン本人確認が増えてきた場合、積極的に活用したいと思いますか?

ほとんどがスマートフォンを持つ現在。総務省の調べ(*)でも2019年のスマートフォン普及率83.4%と非常に高く、デバイスや年齢によるITリテラシーの差はほとんどなくなりつつあると言えます。

そのような環境もあり、スマートフォンで完結可能なオンラインサービスは「非常に便利(38%)」「やや便利(51%)」で肯定的評価が89%、今後の利用についても「積極的に活用したい (23%)」「サービスによっては活用したい(67%)」で肯定的評価が89%となりました。

2.オンライン本人確認の利用サービス1位は銀行口座開設

早くからオンライン本人確認〜サービス開始までオンラインで完結できるサービスを提供してきた銀行の口座開設やクレジットカードの取得が多くを占めました。

Q. オンラインのみで本人確認を完了したことのあるサービス・製品を全てチェックください (複数回答)

特に銀行口座開設はネットバンキングなどの普及や法改正などもあり、契約もオンライン完結型が増加傾向にあります。

また今年から導入が進んでいる携帯電話の新規申し込みに係るオンライン本人確認(eKYC)も今後は増加すると見込まれます。

注目点は、メルカリなどに代表される中古品売買、アプリを経由した個人間取引に利用される本人確認、マッチングアプリの本人確認などがあげられます。

3.本人確認書類は多数が免許証、漏洩リスクに懸念も

Q. オンライン上でよく使う本人確認証明書を選んでください

顔写真付きオンライン本人確認書類といえば圧倒的に多いのが運転免許証(62%)ですが、次いで顔写真付きマイナンバーカードの利用(11%)となりました。

マイナンバーカードの普及に伴い本人確認書類として使われる場面も増えてくるでしょう。

この状況下で懸念されるのは本人確認書類である運転免許証や顔写真付きマイナンバーカードなど画像情報の流出事故です。意図せず流出された顔写真付き運転免許証は悪用される可能性も高くなります。こうした事態に備えて、サービス提供側はリアルタイムの顔認証システムとの併用など、「より強力な本人確認」が求められます。

4.オンライン本人確認の不安点はセキュリティ

Q. オンライン本人確認のサービスに関する不安・不満を教えてください(複数回答可能)

積極的利用は見込まれるものの、利用者にとって不安点として最も多かったのが「身分証などが漏洩しないか不安がある」で利用者の大半(82%)が回答しました。

残念なことにユーザの不安に繋がるような身分証の漏洩事故が相次いで発生しています。このことにより、その時の便利さよりも将来のリスクの方が高まってしまうという皮肉な結果になっています。

オンラン業界や非対面サービスの発展のためにも本人確認は欠かせないものですが、これらを安全に利用いただくためにも2段階、3段階の認証手順が必要になっていると言えるでしょう。

特にマイナンバーカードは更新期間が10年間と非常に長いため一度流出すると長期にわたって悪用される危険性もあります。

Q. 顔写真付きのマイナンバーカードを持っていますか?

なお、「顔写真付きのマイナンバーカードを持っていますか?」の問いには「持っている(38%)」となっています。

この割合は総務省発表の発行枚数による2021年5月5日現在の普及率30%(交付済枚数38,146,771枚)より高めの結果となりました。

Q オンライン本人確認時にスマホなどで顔認証を行ったことがありますか? 必須

一方で冒頭にも記載しておりますが、オンラインによるリアルタイムの本人確認である顔認証本人確認の経験者は24%と少なく、万全なセキュリティ対策のためにも積極的な活用が望まれます。

今後、オンラインのサービスをより拡充させアカウントを獲得していくためには、エンドユーザーに見えるセキュリティ対策で不安解消をするなどの方策も必要になってくるでしょう。

オンライン本人確認/カンタンeKYCツール「ProTech ID Checker」

ProTech ID Checker

マネー・ローンダリングやテロ資金供与防止を目的とした「犯罪収益移転防止法」に準拠したオンライン本人確認/eKYCツールです。
セキュリティ対策は万全であり、厳しい検証プロセスに基づいたネットワーク・セキュリティを有する金融機関にもご採用いただいております。

サービスの特徴
・導入方法は対象ページにタグを設置するだけ。最短1週間で実装できます。
・また、既存のWEBサイト上で本人確認認証が完結します。
・ユーザーは専用アプリのインストールや別サイトでの確認も不要。
・ProTech ID CheckerはスピーディーかつカンタンにeKYCの導入を可能にします。

株式会社ショーケース eKYCコラム編集部
  • 株式会社ショーケース eKYCコラム編集部
  • eKYCツールProTech ID Checker」を提供する株式会社ショーケースのeKYCコラム編集部です。実際にeKYCを日々営業活動&製品提供するスタッフがコラムの執筆から編集まで行っています。

    このコラムではProTech ID CheckerやProTech AI Maskingに関わる、法令・商品の機能・導入事例や統計などをまとめて随時提供していきます。